理想のあの娘、宇宙の子

完全に個人的なものですので、不快に感じる場合があります。「そもそも匿名な時点で、論としての効力はない」という前提の元、主に未来の自分(そして同志)のために書いているものです。攻撃・思想の押し付けをする意図はありません。

『〜ブタキング・イズ・ライフ〜』※7月某日

 衝動。この衝動に価値がある世界に夢を見る。何事も紙一重。俺にとってはジュヨーでおさまるラインがここだ。らしさを感じなければ、すまないな。

 

寝れなくてどうしようか困っていた。ふと気付いた、「あれ、今日休みじゃね?」。こんにちは、相変わらず日程の管理が苦手な俺です。というわけでブタキングを感じに来た、夏、15:30。一睡もしていない。

 体調が良くないことを感じていたので、チャーシューは増さなかった。イけるだろうと、いやイきたいと、いつも通り全マシに。まずはスープ、やはりどエロい美味さ。そして次にモヤシ、美味い。

 

 人生において、試練、それは唐突に来るのだろう。    ーー「甘かった」ーーー   まさかの二口目で限界を感じた。徹夜でここまで影響が出るのかと。絶望を感じ、冷や汗が流れた。山が高くみえて仕方なかった。食べられる気が全くしなかった。なんと情けない。

俺は全身に問い続ける。神に頼むなど、そういえば思いつきもしなかった。甘ったれの果てに、こんなところでも甘さが出た。甘糞の自分との戦い。幾筋もの冷や汗が流れる。「箸を止めてはいけない こんなに美味いものを残してみろ 二度と食えないと思え。普段は難なく食える量だろ ふざけるんじゃない 全身で食え なりふり構っていられるか 全身で受け入れろ」などと。

美味い、キツイ、美味い、キツイ、悔しい、悔しい、悔しい、しかし美味い。なぜだろう、ふいに人生を思った。そうして、まさしく全身全霊でかかる、ブタキングという人生との一騎打ち。あの瞬間、俺は目の前の試練を越えるためだけにしか存在していなかった。無我夢中だった。店長の声が聞こえた(もちろん妄想ではあるが)「お前はそんなもんか?? その程度の実力か?見損なったぜ」「何糞、やってやんよ。絶対に食べきるさ」 

 

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勝った。俺は勝ったのだ。何と清々しい気分だ。店を出て、チャリに跨る。空は淡く晴れ上がり、太陽光の祝福が身に染みわたる。全身が歓喜している、血が踊り、筋肉が鼓動しているのを感じた。この「越えた」感。勝った、勝った、めちゃ美味しかった。レベルアップの音が聞こえた気がした。某漫画でいうところの、グルメ細胞が、黄金に輝いているようなビジョンすら見えそうな。そうして、コンビニでりんごジュースの1000mlパックを買い、ニヤニヤしながら帰った。

 

*決して大袈裟な書き方はしていない、自分にとって、久々の大きな修羅場だった。今回のこういう書き方をすると、俺の嫌いな大食いバトル感が香るかもしれないな。個人的には、木下ゆうかのように最後まで美味しそうに食べるプレイヤーは大好きだ。ナンタラアンジェリカは好きじゃない。まあそれは置いておいて、全くもって弁明ではないが、大変美味しく苦しませてもらった。いつもとは違う、ある種の楽しさもあったように思う。とにかく、残さず最後まで「美味しく」食べられたから記事にしたわけだ。おれの基準ではセーフ(ギリギリ)。もちろん反省はしています。体調を整えてから食べるべきだし、甘かった。ただ、その負い目を踏まえても、今回のただ美味かった だけじゃない、謎の達成感とのこの訳の分からないハイになった感情で、ここまで書き進めてしまった。なんか嬉しかった。「なんだ、まだまだ俺、絶望をひっくり返せるんじゃん」と。この「越えた」感覚、長らく味わっていなかった。インターハイ全道で優勝したとき並みに嬉しかった気もする。無敵感? そして、やはり、破茶滅茶に美味かった。

 

 

と、ここまで書き上げて、上げるかどうか悩んだ。しかし、懺悔の気持ちも込めて上げることにした(はずなのにもう8月半ばなんですけど…)。なんだろうな… 絶望感を乗り切れた自分をすごく誇らしく思いたいような、この感じ。まだまだイけるな、と素直に思えた。

というわけで、さらなる試練を求め、ちょっくら高い山登ってくるわ(これが綺麗に繋がる予定だったのに…)。

 

てへぺろ(暴)